松山市高浜5丁目のこの道路は、改修前写真を見てのとおり急勾配で、道幅が狭く、しかも横には水路があり、二輪車も押して登らないと転倒などの危険があり、しかも足の悪い高齢者は、車いすを利用しないと通行できないので、介護の方は車いすに乗った高齢者ごと押し上げなければならず、大変苦労をされていました。
平成15年10月こんな状況の改善を、近くに住む高齢者の方から私の方に相談がありました。詳しく現地調査をし、市の担当課と協議して、そして地域のみなさまのご協力を得て、2年後の平成17年の9月に水路に蓋をかけて道路幅員を広げることに決定し、申請書を提出しました。
そして2年半後の20年2月に以前の道路約50mは、写真のようにきれいに改修され、高齢者のかたも自動車で上がることができるようになり、大変楽になったと喜んで頂きました。
相談を受けてから4年半、実に長い期間かかりました。
しかし我々の仕事は粘り強く、各自の良く意見を聞き、依りよい案を提案し、地域の皆さまのご協力で一つ一つ問題解決に当たるという息の長い仕事です。
本当に苦労した分、感慨もひとしおです。