子宮頸がん検診、乳がん検診は、大腸がん、胃がん、肺がん健診と並んで、検診がとりわけ有効ながんです。
検診が有効な5つのがんのうち、2つが、女性のがんです。
しかも、子宮頸がん、乳がんは、ウイルス感染や女性ホルモンが関係しているため、他のがんとちがって、30~40歳代の若い世代に多く発症し年間1万人以上の女性が、この2つのがんで命を落としています。
特に子宮頸がんは近年、若い世代の患者・死亡者が急増しており、20~30代から検診を受ける習慣を身につけることが極めて重要と云われています。
この検診の効果は実証ずみで、欧米では、8割以上の女性が、乳がん検診、子宮頸がん検診を受けているますが、わが国の検診受診率は、ともに20%程度に過ぎません。
その理由は、人間ドックなどでがん検診を受ける場合、医療機関によっては非常に高額な場合があるためで、今回配布の「がん検診無料クーポン券」を使えば、有効な検診を、無料で受けることができます。
このがん検診無料クーポン券は、今年度補正予算に盛り込まれ、一定の年齢に達した女性を対象に行われます。(対象者は上記の図参照)
対象者はクーポン券が届いた後、検診手帳に記された医療機関に券を持って直接行くか、電話予約をして受診します。
また検診手帳には、がんについての正しい知識も図などを使って分かりやすく解説されています。
そして使用に関すること、また居住地以外で受診したい場合や、無料クーポンの配布前に検診を済ませた対象者の費用の還付などの問い合わせは、市の保健所・健康づくり推進課TEL911-1819までご連絡下さい。
公明党が推進したがん無料健診クーポン券配布の今年度の対象者は20歳~60歳までの女性の1/5であり、国に対しては来年度以降も継続し、恒久化するよう求めていきます。
また公明党が求めてきた子宮頸がん予防ワクチンの早期承認については、今月にも正式承認され、接種が可能になる見通しとなっています。
今後も「市民の命を守る」政策実現に全力を尽くして参ります。