松山市の北条地区(旧北条市)は、平成17年1月の合併により松山市となりました。
私が偶然見つけた俳句マンホールは、旧松山市と旧北条市の境にある粟井坂にありました。
今では人や車の往来は少ないですが、おそらく海岸沿いに国道196号線が出来るまでは松山と北条を結ぶ幹線道路だったと思います。
ネットで調べると、このマンホールに刻まれている俳句二首は、地元出身の仙波花叟(せんばかそう)と有名な正岡子規の俳句でした。
「腰折という名もおかし春の山」(仙波花叟)と、「涼しさや馬も海向く 粟井坂」(正岡子規)の句が刻印されています。
マンホールの蓋に俳句というのもきわめてユニークですが、昔から俳句が盛んで多くの俳人を生んだ愛媛県らしいふたと言えるでしょう。
旧北条市の花であるアヤメも描かれています。
合併後の松山市でもこういった趣のある俳句マンホール創ってみてはどうでしょうか?