元旦の朝、高浜発8時30分の高速艇で中島大浦へ
2年に一度の正月元旦は中島に伺います。
普段お会いできない方とも、この日だけは会える大事な日です。
ある80歳後半のご婦人とお話ししたときに
「主人は5年前に亡くなって今は、今は私一人」
「長男は、広島に来いと云うけれど、今更知らんとこでは住む気にならん」
「友達がいっぱいいるこの中島が好きじゃけん、毎日楽しいが」
「困ったときには友達が助けてくれる、野菜や魚もくれる」
「体が動くうちは我が家に住むし、動けんようになったら、島の特老に入るけん」
和やかに話す表情には、さみしさなどは全く感じられません。
お話では、いつも自宅には数人の高齢のご婦人がたむろしているとのこと、住環境より、一人では無いこと、話ができる友人知人が居ることが元気の元であると、お話を聞いて感じました。
個人差があると思うけれど、こういったコミュニティーの維持に視点を於いた政策が重要とも感じました。
帰りのフェリーを待っていると、大勢の方が下船されていました。
お土産や荷物を持った親子連れを、抱えるように迎える島民の方々が嬉しそうでした。
1年で一番島が活気つく日です。