日曜の午後、高浜にお住まいの、「エンゲルハート・ハインツ・ウルリヒ」さんご夫妻宅を訪問しました。
名前が長いので「ウリ」さんと呼ばれているそうです。
出身はドイツで、1944年生まれで、父親は戦争で亡くなり、敗戦で東ドイツから西ドイツへの歩いての脱出では危険な目に遭いご苦労されたと伺いました。
小学校卒業後は、ドイツの高い技術者育成の制度である、マイスターを目指すための学校に入学し、菓子職人になろうと決めたそうです。
職業を選ぶときに料理人になりたいと思っていたけれど、当時背が低かったので料理人にはなれないと言われて、それ以外の選択肢として菓子職人になろうと決めたそうです。
その後5年間厳しい修行をして、当時ドイツで有名なマイスター学校に入ることができました。
ウリさんはその後も黙々と仕事をして、技術を磨き、良い成績でマイスター学校を卒業したそうです。
マイスター制度は、単に専門技術だけではなく、経営や知識、人材育成などについても学ぶ必要がある国家資格で取得は大変難しいものだそうです。
ご縁があって日本人の奥さんと、松山に移り住んで市内の河原学園で、日本の若者に本場ドイツの菓子づくりを教えているそうです。
暑い日でしたが、本当に楽しい時間を過ごさせていただきました。