10月17日(日)ボランティアグループひまわり会の有志が荒神山山頂に集い、清掃と台風21号の強風で、倒れた『真桜』(まことざくら)の再植樹をしました。
荒神山は、松山市高浜1丁目にある小高い山で、頂上に立つと高浜港、松山観光港さらに興居島が一望でき、その視界の良さで、大正11年11月に、この海域で行われた海軍の演習を、裕仁皇太子(後の昭和天皇)が謁見され、後にこの場所に謁見の記念の石碑が建立されました。その石碑の書は、司馬遼太郎の著書『坂の上の雲』の主人公の1人、秋山好古(陸軍大将・教育者)によって書かれています。
しかし、この石碑は長い間忘れられていましたが、地域の有志が地域の歴史の宝を守ろうと、ボランティアグループひまわりを結成して、行政には頼らず、自分たちの力で町興し、地域興しの活動に頑張っています。
その結果、松山市もその活動を評価し、市が推し進めている坂の上の雲まちづくりのマップにも記載されました。
今回は、グループの発起人の1人である秋田さんの、亡きご子息の名前からとった『真桜』の再植樹を、爽やかな秋空の下で行いました。
上記写真は、左から、頂上に立つ石碑、山頂から見た高浜港、四十島(ターナー島)、秋田さんの植樹鍬入れ、ボランティアが力を合わせて作った登山道、植樹会に参加したひまわり会のメンバー。
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