青年海外協力隊のOBで、現在は、青年海外協力隊を育てる会の運営委員として、協力隊員を支援されている白潟八州彦さん(砥部町在住・八瑞窯代表)から、3個目の『生命の碧い星』が完成したとのことで、工房にお伺いして拝見させて頂きました。
白潟さんは、昭和43年から2年間、青年海外協力隊員としてフィリピンへ派遣され、陶芸の指導をされました。その時、白潟さんが日本人と分かると、延べ何百人ものフィリピン人から、第2次世界大戦時に、日本兵はこんな残虐な行為をしたと云われたそうでした。
白潟さんはその時に、人間の歴史が始まった時には、人と人を分け隔てる国境は無かったはずだと、そんなものがあるから人と人が憎しみあうのだと、そして永遠の世界平和を願って、磁器で碧い国境のない地球を創ろうと思ったのが、この「生命の碧い星」制作のきっかけだそうです。
今回の作品を含め、現在まで3個の「生命の碧い星」が創られています。
1個目は、平成7年に国連設立50周年を記念して創られ、現在スイスのジュネーブの国連欧州本部の中の、軍縮会議を行う部屋の入り口のフロアーに展示されています。【写真・右から2番目】
2個目は、砥部町内にある砥部焼伝統産業会館内に展示されています。
そして制作に約3年の歳月を要した今回の『生命の碧い星』は、世界平和を祈念して(財)倫理法人会冨士高原研修所に寄贈されることになっており、来週には設置されるとのことでした。
【写真・左は、『生命の碧い星』の主体部分と白潟八州彦氏】
【写真・左から2番目は、台の部分と天頂部分で、現地で結合されます】
【写真・左から3番目は、ジュネーブの国連欧州本部の『碧い地球』】
【写真・左から4番目は、白潟氏制作で、松山空港にあるモニュメント『三美神』】
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