1月7日11時より、『坂の上の雲』記念館の建設起工式が建設予定地の松山市一番町3丁目で執り行われました。
神事のあと、中村時広松山市長より、「・・・・松山の地に新しく文化的な財産が出来て、全国から大勢の人が来て頂ければ、司馬遼太郎氏が大勢の人々に伝えたかったメッセージを発信することが出来るものと思います。(要旨)・・・・」とのご挨拶がありました。
また、続いて挨拶に立った設計者の安藤忠雄氏は、「・・・・今の日本では、もう地方都市しか観ることが出来ない希少価値のある風景がここにはある。それは、江戸時代の建設物である松山城、そして、明治時代の愚陀佛庵、大正時代の晩翠荘、そして今回の近代に於けるこの記念館と、それぞれの歴史を持った建築物があつまり、しかもそれらの建物が、平面的にも一直線上に並ぶという素晴らしいロケーションのなかに存在することになる。・・・・」。
また安藤氏はこの記念館を設計するにあたって、「21世紀の子供達に何を残せるか?と考えながら設計をした。そして子供達に歴史の大切さ、考える大切さを知ってもらいたいと思う(要旨)・・・・」と述べられました。
一つ残念なことは、起工式の始まる前に、一部の人達が、起工式会場の近くで拡声器を使って、記念館建設反対の演説をされていたことです。反対の意志表示は分かるが、起工式の時に、果たしてこういった行動で建設が止まるのか? ある記念館建設について真摯に考えている方からも同じような批判の声を伺いました。記念館建設の反対ではなく、記念館建設の妨害と観られたのでしょうか・・・・・。
写真は左から、
【挨拶をされている、中村時広松山市長、設計をされた安藤忠雄氏】
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