9月2日愛媛県庁で、平成15年度隊の酒井隊員、和田隊員の女性隊員2人は、高浜経済労働部長に、無事帰国の報告と現地での勤務などについて懇談をしました。
高浜部長からは、無事帰国のお祝いの言葉、そして隊員一人ひとりの主体的な活動と、現地の方々にとけ込んでの2年間の活動に対して労いの言葉がありました。
【酒井康子隊員】マラウイ・看護師として派遣
現地に派遣されて驚いたのは、医薬品が不足して十分な治療が出来ないので、保健指導で病気の予防に取り組んだ。乳児死亡率が1000人中178人と高く、HIV感染者も診察を受けた人の15%もいる、実際の国民総数の45%程度は居ると思われる。先ずは、手洗いからと指導したが、現地には電気、水道がないので、手を洗う習慣が定着しない。コップ1杯程度の水で手を洗えるような工夫をした。HIV教育の必要性を感じた。こういった状況のなか改善の手応えを感じた。そして現地で、生命の尊さ、自然の大切さ、国際援助の難しさを感じた。(上記写真左側・民族衣装を着てマラウイを紹介する酒井隊員と高浜部長)
【和田菜穂子隊員】ブルガリア・陶芸学校にてコンピューターグラフィックの指導に派遣
子供達は純朴な雰囲気でニュースなどで日本のことをよく知っていた。親近感もすごく持っている。みんな一度は行ってみたいと云っていた。日本文化への興味、例えば着物、浴衣、書道、TVゲームなど。現地での苦労も今となっては素晴らしい思い出になりました。(上記写真右側・帰国報告をする和田隊員)
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