松山市では、この4月から家庭のごみの出し方が変わりました。
その1点目は、ごみの排出量に応じて、これまでの収集回数を見直しました。
そして2点目が、今回実施され市民から苦情が多い分別の細分化です。それはリサイクルの推進のため、リサイクルできる「プラスチック」や「紙」の分別を徹底することでした。
しかし、この徹底が複雑で分かりにくいと、実施前から多くの市民からブーイングが出ました。
一方市の清掃課では、市民に分かりやすく理解して頂くために、50ページに及ぶ「ごみ分別はやわかり帳」を作成し、事前に市内の全戸に配布をし、視覚障がい者のために、この点字版を作成し希望者に配布していました。
そんな4月初旬に、ある視覚障がい者の方から電話を頂きました。
その方の云われるには、『点字の「はやわかり帳」をもらったが、私には点字が読めない。何とか、音声での「はやわかり帳」を創ってはもらえないのか。』と。
そこで早速、障害福祉課で調べたところ、意外にも視覚障がい者のうち、点字が読めるのは約半分程度とのことで、市の清掃課に音声テープ版の作成を要望しました。
市の清掃課では、すぐに作成に取りかかって頂き、そして昨日完成し、希望者に配布が出来るようになりました。
清掃課で視覚障がい者にも、理解しやすい原稿をつくり、朗読グループの「こまどり会」のご協力も頂き、今回300本のテープが完成しました。私も聞いてみましたが、朗読時間も約30分程度で、大変分かりやすく出来ていました。
このテープをご希望の方は、下記の場所で配布しています。
①松山市視覚障害者協会
松山市若草町8 松山市総合福祉センター内 TEL921-2111
②こまどり会
松山市若草町8 松山市総合福祉センター4F 文化情報室 TEL921-2111
上記写真は、全戸に配布された「ごみ分別はやわかり帳」と、今回作成された「音声テープ版」です。
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