前日から、ゆっくりと九州を縦断した台風10号の余波が残っていた 8月19日、公明党三津支部の党員研修会を行いました。
今回は、四国電力様のご協力を頂き、バスの定員いっぱいの42名が、伊方町の風力発電施設と原子力発電所の施設見学をしました。
先ずは、「せと風の丘パーク」で風力発電の様子を見学、伊方町は全国でも有数の風の町で、この強風を利用した風力発電所が、平成15年10月に完成しました。
巨大な風車が立ち並ぶ風景は圧巻です。当に愛媛の「モアイ像」か?と思いました。
ここの11基の風車で2万~3万人の市民の電力供給とのことでした。
こういった風力、太陽光などの新エネルギーの割合を国は2010年までに現在の1%から3%を目指しています。
伊方町にも計画も含め全部で60基の風力発電所が建設される予定です。
そして、「伊方原子力発電所」です。昨今の原油高騰のなか、ガソリンや重油と云った燃料費の値上げで産業界にも大きな影響が出ていますが、電気代の値上げはあまり聞きません。
意外にも発電所の燃料に於ける石油の比率は、なんと7%まで下がっていることです。それに代わって、石炭、天然ガス、原子力が大きく伸びています。それで、原油高騰の影響が少ないことが分かりました。
そして、四国の電気の4割がこの伊方原子力発電所で作られています。 また現在、議論されていますプルサーマルについても学習してきました。
プルサーマルとは、原子力発電所で発電を終えた燃料を処理して取り出したプルトニウムとウランを混ぜ合わせた燃料(MOX燃料)を作り、現在の原子力発電所で再利用することです。
このような原子力発電所の燃料を再利用することを『プルサーマル』と云います。
私は、『プルサーマル』の必要性を認識し、そして先ずは安全性の説明と確保が、現在まで大きな立場にたって原子力発電所を受け入れていただいている地元の皆様への必要不可欠なことだと思います。
写真は左から
【巨大風車の列、なぜかクワガタムシ?】
【伊方原発の隣にある伊方ビジターハウスで説明を受けました】
【原発の敷地にて・左から1号機、2号機、3号機】