昨年夏から、市内別府町の住宅地の隣に墓地建設を進めているある寺院と、それに反対する建設予定地の周辺住民との間で、松山市の指導により話し合いの場がもたれていました。
しかし昨年に続き今回も寺院側は一方的に話し合いの継続を拒否し、墓地設置の申請書を松山市に提出する事態となり、地域住民は法で定められた半径200Mに住む多くの住民の墓地建設の反対署名を集め、11月1日に松山市に提出しました。
その場には、私と当会派の福岡玲子市議会議員(保健福祉委員会所属)が同席しました。
この問題に対して、私は昨年の12月議会の一般質問で取り上げ、「今回のような墓地の増設に関しての法的な規制が曖昧であり、また市街地であることを考えた時、市条例とか許可規則などを整備して、墓地建設の許可不許可について、きちんとしたルール作りが必要ではないか(要旨)」と質問しました。
市側からは、「昨今墓地経営者と地域住民とのトラブルが生じるケースが見受けられている、国から示された通知や他の自治体の事例も参考にしつつ、明文化した基準の整備を図りたい。(要旨)」との答弁がありました。
しかし1年が経とうとしている現在、まだその「明文化した基準」が出来ていない状況であり、そのような法的な基準無しで、市側はどちら側にも納得させられる判断が本当に出来るのか? このような市側の姿勢に大いに疑問が湧いています。
また市側は「行政としての中立的立場を堅持する。」と云いながら、判断基準も創らない状況で、「果たして本当に中立なのか?」と云う地域住民の声に対してどう答えるのか、更に行政は、昨年の反対署名数より、遙かに多くの墓地建設の反対者がいると云う現実をどう判断するのか。
我々も市側の判断を見守っていかなければならないと思います。
上記写真は左から
【墓地建設の反対の意思表明をする地域住民代表】
【反対署名を武智保健福祉部長に提出】
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