私は宿泊していませんが、松山市には立派な「東京公舎」があります。(左写真が松山市東京公舎の全景)
そもそも、この施設は、市議会議員、市職員が公務のため上京した際の宿泊拠点として、昭和44年に開設されました。
しかし航空機の利便性が高まり、長期間の出張が減少し、航空会社の宿泊付きのパッケージツアーチケットなど安価な宿泊手段の増大などにより利用者が減少し、現状での維持管理コストに見合った活用が非常に困難となっていました。
市も宿泊料金の値下げ、利用者の範囲も県職員を含む県下の自治体職員へと拡大、その他の自治体に対してのPRも行いましたが、利用率の回復と赤字の解消にはならなかったようです。
そこで、最終的に売却処分が最も適切な方策であるとの判断で、建物の所在地が東京という地域事情、公売情報が周知でき、なおかつ多数の入札者が確保できると云うことで、今回初めて「yahoo!オークション」の「公有財産売却」のシステムを利用し売却することになりました。
現在入札参加申し期間中で、入札期間は1月23日から29日になっています。
なお予定価格は¥305,300,000円です。詳細はここからアクセスして下さい。
このような「公有財産売却」で落札された物品の売払代金は、松山市の歳入になるのに対して、「インターネット公売」は、税金などの滞納者から差し押さえた財産で、落札された物件の買受代金は、 滞納者の未納税金などの支払いにあてられます。
その「インターネット公売」の本市1号が、8日13時から受付が開始されました。
品物は、「反物 本場大島 アンサンブル」で¥59,000円スタートのセリ売り方式になります。意外に掘り出し物かも知れません。興味ある方はここをクリックして下さい。
一昨年、私は最近多くなったこのようなインターネット公売を本市も活用するよう担当課に申し入れた経緯がありましたが、市は税金の納税方法に「物納」と云う概念がなく、また市が差し押さえて売れる物は電話加入権しかないと云われ、インターネット公売には消極的でした。
今後、他市のように差し押さえ物件については、このようなサイトを利用して公売すべきと思います。そして担当の市職員は、物品を1円でも高く売却するための評価能力が試されると思います。
コメント