松山市のアキレス腱は水問題です。
そもそも人口50万人を超える市民の水供給に応えるには十分ではない石手川ダム、及び地下水の2つしか無く、それぞれが総水量の約半分を担っています。
その地下水について、近年全国のいくつかの浄水場で発見されていて人体に危険を及ぼすクリプトスポリジウム原虫を除去する膜ろ過施設が完成し、18日の落成式に都市企業委員長として出席させて頂きました。
本市のこの施設の特徴は、かきつばた、高井神田浄水場の2カ所の処理能力の総量は日量73,000M3であり、全国的にもトップクラスの処理能力であることです。
そして、処理方式は約6600本のモジュールと呼ばれる筒の中の細い糸状の菅のなかに原水を通過させて、ろ過除去させる最新の方式を採用していることです。
更にこの施設の総事業費は約21億円でしたが、今回DBO方式を採用し、設計、建設、維持管理まで一貫して民間企業に任せており、管理費も含め約4割も費用の削減ができた点です。
資金は官が出し、技術管理は民と云う官民協力で完成しました。
市民の生活水の総量を確保し、、高度な設備を備えより安全安心な水を安定して供給することは、行政の責務であると思います。
上記の写真は左から
【オープニングで中村市長、砂野市議会議長とテープカット】
【膜ろ過装置のモジュール前で中村市長と説明を聞く】