松山市の味生小学校、味生第二小学校では、6年前から地区社会福祉協議会と地域の民生委員、独居高齢者見守り員さんのご協力で、児童が地元の独居老人宅を訪問する活動を続けています。
2月29日今回一緒に訪問活動したのは味生第2小学校の4年生6人の児童で、総合的な学習の一環で高齢者のお宅を訪問し、児童が書いたお手紙と手作りの作品をプレゼントし、更にみんなで練習してきた紙芝居を見て頂いて、楽しく交流しました。
核家族化が進み参加した6人の児童宅にはおじいちゃんお婆ちゃんは同居していないとのことでした。ですから高齢者の肩を叩いたり、もんだりする機会がなく、児童たちに聞くと「肩たたき」経験無い児童が4人も居ました。
訪問した青木さん宅では、児童の手作りの雛祭り立体折り紙をプレゼントされ、「去年、一昨年訪問した児童が持参した色紙やお手紙と一緒に、部屋に飾っておくね」と毎年児童たちの訪問を楽しみにしているとのことでした。
我々の世代では普通のことでしたが、現在の児童たちには高齢者との交流の機会は少なく、このような活動で家族とか高齢者への関心を高め、地域のコミュニケーションの輪が広がる場になればと思います。
民生委員さんや独居高齢者見守り員さんに伺うと、子供たちを地域社会の中で育てていこうとするこうした活動は、いろいろな問題でまだまだ進んでいないのが現状で、行政が出来ることとしては、そのための環境づくりが重要であると感じました。
上記写真は左から
【お婆ちゃんに紙芝居を読んであげます】
【「きれいに造ってるね」と雛祭り折り紙に微笑む】