3月3日午後、北条ふるさと館にて北条地区上水道第9次拡張事業完成の式典があり、市議会都市企業委員長として出席させて頂きました。
この事業は、旧北条地域の立岩地区と粟井地区の一部にあった簡易水道区域(左図緑色地区)と、粟井地区、河野地区の上水道未普及地区(左図赤色地区)に、平成14年度から実施されていた上水道拡張工事がこの2月に完成し、この日の式典を迎えました。
当初10年計画であった本事業は、平成17年1月の松山市との合併に伴い、市民の安全安心の生活水供給のため、4年前倒しして19年度完成となりました。
総事業費約15億円(内旧・北条市事業4億円含)で、給水人口は1,650人で、北条地域に於ける給水人口は6.3%アップします。
そして主な事業内容は、配水池2カ所、ポンプ場2カ所、送水管3.8Km、配水管22.2Kmです。
松山市公営企業局では、北条地域の上水道拡張事業や健康被害の恐れのある鉛菅や地震に弱いとされる石綿菅の布設替え工事、また老朽化した配水管からの漏水対策工事など、現在継続中も含め約35億円の投資をしており、この額は北条地域での上水道料金の総額の9倍にもなるそうです。
しかし大きな費用がかかっても、市民の安全安心の源である上水道が、市民生活の基本であり、今後もこの基本を守る事業を推進していかなければならないと思います。