3月20日午後に市内辰巳町に市の下水道部が進めていた『新浜雨水排水ポンプ場』が完成し式典に出席しました。
私の住んでいる石風呂地域、隣の新浜、松ノ木、辰巳地域には、地盤の低い地域があり、海の満潮時に、大雨が降った時、陸地部の雨水面の方が低くなる状態になり、海水の逆流を防ぐため水門を閉じると、行き場を失った雨水がこの低い地域に滞留し、毎年、床下、床上浸水が起こりその度に家屋の被害が出ていました。
平成13年の6月には、降雨量が、時間当たり41mmと云う観測史上2番目の集中豪雨があり、この新浜地域を含め市内各所で大きな浸水被害が出ました。
そして私の市議、初当選直後の平成14年の6月議会で 「・・・・・ 昨年6月の豪雨で大きな浸水被害があった地域で、雨水排水ポンプ場などの改修、新設事業に着手されると伺っております。
しかしながら、このたびの浸水対策地域に入らない地域がございます。
それは昨年も浸水被害があった新浜地域であります。
この地域は、毎年恒常的に浸水の被害を受け、雨が降るたびに地域の方々は浸水の不安を抱えて生活しております。
私自身も、幼いときからこの地域の浸水を何度も見てまいりました。
新浜地域の住民に対して、浸水による不安を解消し、安心して生活できるような方策を早急に考えていただきたいと思うのであります。・・・・・・」と、一般質問をさせて頂きました。
その後、市はこの地域のポンプ場の基本設計、詳細設計の委託、用地買収、関連する土木、建築工事を推し進め、大きな節目となる本日の新浜雨水排水ポンプ場完成の運びとなりました。
この「新浜都市下水路事業」は、雨水排水ポンプ場の事業費15億円、是に関連する雨水幹線整備事業費15億円の総額30億円の大事業であります。
今後すみれ野地区からこのポンプ場までの雨水菅の完成予定である平成23年度ですべての工事が完成する予定であります。
今回の雨水排水ポンプ場、2年後完成の雨水幹線の完成で、平成13年度と同規模の豪雨があった場合でも、以前のような床下、床上浸水は解消される見込みであります。
災害から市民の生命、財産を守り、市民が安全で安心して暮らせるために今後も災害に強いまちづくりの推進が重要であります。
上記写真は左から
【完成式典で中村市長、菊池議長らのテープカット】
【完成した新浜雨水排水ポンプ場全景】
【新浜都市下水路事業の概要図】