市教育委員会は、来年度から更新する市内の市立幼稚園、小中学校の給食食器をポリエチレンナフラート(PEN)製にすると発表ありました。
この食器選定については、私は9月議会、一般質問に於いて、『平成11年度からは現在使用中のステンレス食器に変更されていますが、ステンレス食器は、児童生徒や保護者から熱伝導率が高く、熱い汁物などの時に、手に持って食べることが困難であるなどの声も聞かれており、学校給食における食育の推進を図るためには、現行食器の見直しが必要であると思います。』と質しました。
また『学校栄養教諭が誕生した2006年10月に、三津浜小学校で栄養教諭に依る食育授業を参観しました。その日は給食を食べながらの授業でしたが、児童からは「給食が楽しみです」とか「お母さんのご飯より美味しい」などの声がありました。 しかし一方で、ある児童から「金属製のお椀や皿では熱くてもてない」と、また「金属製の食器とスプーンが擦れる音は何とかならないか」と、私も感じました。これでは美味しい給食も魅力半減かなと思いました。』とステンレス食器の使用体験も交えて質しました。
食器選定については、素材は磁器やガラス、金属製のものからABS樹脂、PEN樹脂などのプラスチック素材など多種多様であり、選択肢が多くなっています。そこで学校給食運営委員会では、今回採用されたPEN製とABS樹脂製の2種が教育長に答申されましたが、どちらも甲乙付けがたいと云う結論になり、最終決定は納品業者の入札によって、PEN製品を扱う業者の落札で決定しました。
12月議会に関係議案が提出される予定で、落札金額は食器、トレー、箸を含めて1億1649万円です。(予算額は約1億4,700万円)
上記画像は左から
【来年度からの導入が決定したPEN食器類~可愛いですよね】
【現在利用されているステンレス食器類~美味しい給食も冷たく感じますね】