松山市内には約30,000本の防犯灯が設置されています。
今回松山市二番町4番地の番町小学校の隣接道路に、県内初のLED防犯灯が4本設置されました。
昨年9月議会の一般質問でこのLED防犯灯について、市内に導入すべきと訴えました。
LED防犯灯とは、光源にLED、いわゆる発光ダイオードを使った防犯灯です。
LEDを活用した照明は、従来の蛍光灯などに比べて、小さい電力で点灯が可能で、蛍光灯の約50%の電力で照らします。
その結果、省エネやCO2削減に大きな効果が期待できます。
またLED照明は長寿命であります。1日12時間の使用で約10年間利用でき、さらに既存の蛍光灯などに含まれる有害な水銀などを含まないなど、環境負荷の少ない照明でもあります。
こういった利点を生かしたLED防犯灯は、全国の自治体で採用がふえています。
以前には、照射範囲とか価格で難点があり、信号機や液晶画面のバックライトなど特殊照明にしか使われてきませんでした。しかし近年の目覚ましい技術開発の結果、低価格化とともに性能が向上しました。
LED防犯灯の導入が進めば、蛍光灯との価格差が、現在は約20倍程度と言われていますが、より安価で高性能な商品の開発が進み、さらに普及が加速するといった好環境も生まれてくると期待されております。
従来の蛍光灯と同程度の明るさを確保した上での試算では、普通の蛍光灯の防犯灯とLED防犯灯の10年間の利用総コストは、ほぼ同じとのデータもあります。
また現在、各町内会が負担している電気代金については、約3,000/年が約2,000円/年になるとの試算もあり、町内会の負担も大きく減るようになります。
この省エネ性、長寿命、高輝度、安全性に利点があるLED防犯灯について、今後積極的な導入を期待しています。