7日母校の高浜小学校にて「平成22年度高浜地区文化祭」が開催されました。
特に楽しみにしていたのは、歌人でありライターである片上雅仁先生(今治西高校教諭)による講演でした。
それは昨年10月24日に高浜公民館(田所和人公民館長)主催の歴史講義があり、その時、片上雅仁先生によるお話を伺い大変面白かったからです。
その時の演題は「秋山兄弟と坂の上の雲」で特に兄の秋山好古の生涯が中心であり、今回の演題は弟になる「秋山眞之の生涯」でありました。
秋山眞之には、2人の親友が居た、それは俳人の正岡子規でありまた同郷から東京に出て共に学び、志半ばで亡くなった清水則遠です。
秋山眞之は「天気晴朗なれども浪高し」との名文を残し日本を勝利に導いた名参謀として、その名を歴史に刻むことになります。
秋山眞之は大正7年小田原の知人の別荘に泊めてもらっているときに慢性腹膜炎が悪化し、2月4日未明、吐血して臨終をむかえました。
臨終のとき枕頭にあつまっていたひとびとに、「みなさんいろいろお世話になりました。これから独りでゆきますから」といった。それが最期の言葉でした。
また辞世の句が「不生不滅明けて鴉(からす)の三羽かな」で、3羽とは自分と正岡子規と清水則遠であったと片上氏は云われていました。
いろいろな「秋山眞之」に出会いました、聞かせて頂きました。感謝
上記の画像は左から
【主催者を代表して田所和人公民館長のご挨拶】
【「港山神楽保存会」の小中学生による舞】
【「秋山眞之の生涯」の講演の様子】