連休初日の今日、市内古三津にお住まいのあるご婦人から報告がありました。
ご近所の古三津2丁目8-8の市道部に真ん中にあった農業用の水門の地中化の工事が完了し、道路幅員が広くなりましたと、喜びの電話がありました。
思えばこの道路幅員の改修は、私が市議に初当選した平成14年の秋に地元住民からの相談が発端でありました。
「いろいろな議員さんに相談したが実現不可能と相談に乗ってくれなかった」、何とか安心して住めるようにして欲しい。
詳しい状況を地元住民から伺うと、市道路上に水門があり、道路幅が極端に狭く、しかも道路形状がS字あるため、その市道を緊急車両である救急車や消防車の通行が出来ないとのことでした。
そしてその奥にも多くの住宅があり、この道路がその地域への唯一の進入路になっているため、安心安全な街づくりのために何とか道路上の水門(ゲート)を撤去して欲しいというものでありました。。
その後、私は市のいくつかの担当部署に相談をしました。しかし先ず農業用の水路の水門であるから農水課ではと思いましたが駄目、道路改良と云っても道路管理課でも駄目、水路にある水門なので河川水路課ではと、これも結局出来ない・・・・
そして最後に、道路建設課での市道改良と云うことで既存の水路に蓋をして、問題の水門は水路の下に設置した転倒式の堰(せき)にしてはどうかと、市の方向が決まったのは相談から2年後の平成16年でした。
その後も様々な問題が浮上し、何度も計画断念と云う状況のなかで、その度に地域の住民の熱意と執念が私を押し、市の担当課に働きかけることが出来ました。
その結果、市の道路建設課の職員の方々の智恵やお力も頂き、昨年度予算に工事費1600万が計上され、本年3月の完成を迎えることが出来ました。
相談から実に9年の歳月が経過していました。改めて私自身『諦めない』ことが一番大切であると思いました。
上記写真は左から 位置図(松山市古三津2丁目8)
次の2枚の【Before】【After】は、平成14年秋の写真と4月末の写真です