ゲリラ豪雨とは、予測が困難な、突発的で局地的な豪雨を指す俗語であり、ゲリラ雨、とかゲリラ雷雨などの呼び方もあります。
但しこの言葉は国内でのみ用いられ、国際的にこれに直接相当する言葉はなく、気象学的に明確な定義付けもなく、気象庁は予報用語として「ゲリラ豪雨」を用いていません。
しかし、このゲリラ豪雨は結構身近に起こっています。
7月2日の豪雨で、松山市山西町にある市営山西団地西側で、市道から北側に伸びる道路に団地内に降った雨水が大量に流れ込み、下流側の市道に溢れ、市道添いの民家の床上まで浸水したとの苦情がありました。
雨が上がり早速現地に出向き状況確認しました。
なるほど・・・・。原因は団地内道路にある横断水路に想定外の量の雨水が流れ込み、雨水が溢れたと思いました。
早速担当課に出向き調査、対策をお願いしました。
団地内の雨水と云うことで、団地の管理課である住宅課が主となって担当することになりました。
調査結果はやはり、団地道路内の横断溝の排水力の低さであるとの結論、早速改修の設計、工事に取りかかって頂き、8月末に改修工事完了しました。
対策のポイント
①横断溝の排水菅経を半径150mm→300mmへ (排水断面4倍) C地点
②横断溝の両端に会所設置 開口部大きくする A,B地点
③横断溝の両端にあるL型溝の上流に開口部の大きい会所設置 A,B地点
④横断溝の両端にあるL型溝の上流部分にグレーチングを設置する A,B地点
市の担当課のスピーディな対応に感謝します。
浸水被害を受けた市民の方も是で安心と喜んで頂きました。
川や海の近くだけではない、内陸部でもこのような浸水被害が起こることがあり、予期できないゲリラ豪雨対策は今後とも重要であると思います。
上記写真は左から
【ココまで水かさがありましたと説明を受ける】
【改修前と改修後の横断水路】
【改修後に新しい会所や設置されたグレーチング蓋】