松山市営球場は昭和23年に建設されました。
その後2度の改修を経て25,000人収容の本格的な球場となりました。
全国高校野球選手権の愛媛大会の主会場となるなど、愛媛の野球を支えてきました。
私も高校野球の応援で何度も駆けつけ声援を送ったり、春のプロ野球オープン戦も見に来た思い出があります。
しかしこの球場は国の指定史跡の堀之内に立地するため大規模改修ができず、平成15年に市内市坪の中央公園に坊ちゃんスタジアムが完成したことで不用になり解体されました。
今回、松山市では野球王国愛媛を支えてきたこの松山市営球場の存在を後世に残すために現在の城山公園堀之内地区のふれあい広場にモニュメントや解説板が設置されました。
私は平成18年12議会の一般質問で、「愛媛の野球の歴史をつづった市営球場の跡には、野球王国にふさわしい仮称ですが、「の・ボールの杜」といったエリアを設けて、・・・・・・・・、夢があり、愛着の持てる市民の公園整備を目指してはいかがでしょうか。」と提案しました。
この堀之内地区の松山市営球場跡の地下には松山藩時代の家臣団の居宅跡やその町割りが確認されている関係で、植樹で地下遺構への影響が懸念されることから、植樹は断念し、今回は思い出や記念となるようなモニュメントなどの設置になったそうです。
当時の野球場と同じ位置にあるホームベースのバッターボックスに立つと、またピッチャーマウンドに立つと、往年のプロ野球選手の姿や、高校野球の名場面が浮かんでくるんですよね。
一時の間、30年前にタイムスリップするのも良いですよ。ぜひ来てみて下さい。