2日、松山市の12月定例市議会が開会し、総額約49億円の一般会計補正予算案などが提出されました。
野志克仁市長は提案説明のなかで就任1年間で取り組んだ施策を振り返り、「市民の皆さまにお約束した7本柱から成る公約の実現に向け、地域の皆さまにも積極的に参加していただきながら、市民が主役のまちづくりに全身全霊で取り組んだ1年であったと感じている」とのべ、そして「本市を取り巻く環境は厳しいが、限られた財源と人員を最大限有効に活用し、前向きに市政運営に臨みたい」と述べました。
12議会への上程議案の主な事業概要は次のとおりです。
(1)歩いて楽しい健康増進まちづくり事業
・伊予鉄松山市駅から南堀端までの花園町通り(350M)で、片側2車線を
1車線にして歩行空間を拡大し、沿道にカフェや屋台の集まるオープン
スペースや芝生広場などを設置するための基本計画策定に着手する。
(2) 公民館コミュニティスペースの整備事業
・地域活動の拠点である公民館に、ペタンクなどの備品の整備、温水洗浄
便座の設置など、子どもや高齢者が集ってレクレーションや軽スポーツが
出来る環境づくりを行う。
(3) 道後温泉の新規源泉井戸掘削、分湯場施設の改修事業
・「源泉かけ流し」の道後温泉では、繁忙期に温泉源泉の水位が大きく
低下するため、安定供給のため源泉の新規掘削を行う。
(4) 地球温暖化対策補助事業
・太陽光発電への補助金の申請件数の増加により、追加補助を行い補助枠の拡大を図る。
(5) 中長期的な財政運営の安定化のための事業
○ のびのび教育推進基金積立金
小中学校の校舎等の耐震補強・改築を計画的に行うための費用の積立を行う。
○ 21世紀松山創造基金積立金
松山市の重要課題である新規水源開発に必要な財源を確保するための費用の積立を行う。
○ 北条ふるさと館、市営住宅などの指定管理業務、中須賀、三津浜ポンプ場の運転管理業務の委託など。
なお12月定例市議会は8~9日と12~13日の4日間に一般質問が行われ、その後各常任、特別委員会があり今月21日閉会予定です。