荒れた海が収まった1日、地域のまちおこし団体である「ターナー島を守る会」の上堂秀一郎会長、及び有志の皆さまとターナー島の保全工事を船上から見学させて頂きました。
いつも遠くから見ていただけにターナー島に近づくと、人の大きさと比べても以外と大きいと感じました。
ただ島には広い平らなスペースが無く、人の居場所が確保できないとのことで上陸は断念し海上からの見学になりました。
今回の工事は、島の主要部分を占める花崗閃緑岩(かこうせんりょくがん)の岩盤の一部が長年の波浪でもろくなり、しかも大きな裂け目ができ、崩落する恐れがあるために、その岩盤の割れ目に特殊な接着剤を注入しそして割れ目を塞いで岩盤を保全する工事でした。
このターナー島の場所が瀬戸内海国立公園内であることで、大規模な工事ができず、今回は対処療法的な保全工事になりましたが、重要な国登録文化財(名勝)であり、また本市の文化遺産であるこの島への継続した保全工事を要望していきたいと思います。