いよいよ中島地区などの本市島しょ部の活性化向けて動き出します。
本市の島しょ部も、全国の同様の島しょ部と同じように少子高齢化が急速に進んでおり、島を取り巻く環境は、極めて厳しい状況となっています。
本市では、この状況を打開するために、今後の島しょ部の持続的な発展と活性化を目的として「愛ランド里島(りとう)構想」を策定しました。
本構想は、島に住む市民が地域に愛着と誇りを持ち続けるとともに、島を訪れる人にとっては、魅力を感じ、住んでみたいと思えるような島を、島ぴとと一体となって創り上げていくという、島の将来への強い想いを込めたものになっています。
そのために今年度はじめに策定に着手し約1年、9島の地域の代表者や各分野の専門家、また各地域での市民との意見交換会やアンケート調査などをおこなって完成しました。
本構想は平成24年度から33年度までを対象期間として、目指す将来像を「島びとが活き活きと輝く笑顔あふれる里(さと)の島」といたしました。
その内容としては、産業、環境、地域、教育や文化、福祉の5つの分野ごとに基本政策を立て、その中に19の政策と38の施策を体系化し、どの政策のもとで事業が実施されているのかがわかり易くなっています。
さらに、重点的に取り組む事業として「島びとが輝くまちづくり重点プロジェクト」を掲げ、島に住む人にとって「暮らしやすい島」となるよう、また、島を訪れる人にとっては「市民の第二のふるさと」として感じていただけるような、まちづくりに積極的に取り組んでいくとあります。
従来の行政主導ではなく、各島の状況に対応した施策であり、そこに住む市民と協働した、まちづくりになるよう期待しています。