小値賀町は、長崎県北松浦郡にあり、佐世保市から高速船で約1時間30分の島です。
五島列島の北部に位置し、同町は小値賀島を中心に大小17の島で構成されています。
お話によると約10年前に隣の町との合併をするか、しないか、町が二分し結局住民投票で僅かな差で合併しないことになり、それを契機に町民が自らの力で変えていこうとする意欲をもって取り組み、観光や農業分野で様々な政策を推進しています。
そして人口約2、700人の小値賀町が、島ぐるみで取り組んでいる地域資源を活用したまちおこしの観光事業は、いま全国的な脚光を浴びているとのことで、今回同会派の3議員で視察しました。
小値賀町では観光振興の一環として、2005年から「民泊」を始め、島の民家に泊まり、住人と触れ合い、島の日常の暮らしを体験することができ、全国各地から多くの観光客が島の暮らしに引かれて来島しているとのこと。
また武家屋敷など町に残る築100年以上の古民家を、宿泊施設やレストランとして活用した「古民家再生事業」にも着手し、新たな若い女性客などの新たな客層も増えつつあるとのこと。
小値賀の島には古来から海上交流で栄えた歴史があり、島民には「もてなしの心」が息づいているとのこと。それで島外の人を温かく受け入れる島の風土が事業成功の要因とも云われていました。
上記画像は左から【役場と町立病院で観光や医療福祉の現状を伺いました】
【町のマスコットである「ちかまるくん」と「はなちゃん」の前で】