松山市宮前校区及び、北は石風呂町、西は青葉台、南は山西町までの約300haに降る雨水の浸水対策として市が進めていた「中須賀第2雨水排水ポンプ場」(三杉町)の本体工事が終了し、完成式及び見学会があり、出席しました。
総事業費59億円(雨水幹線整備費25億円、ポンプ場建設費34億円)と云う大工事でありました。排水面積が市内トップなら、当然雨水排水量もトップであり、排水ポンプ設備もトップクラスの機械が設置されています。
昭和46年から中須賀第1雨水排水ポンプ場が稼働していましたが、この地域の市街化が進み、田畑が減って土地の貯水機能が低下したため、平成19年度に第2ポンプ場建設事業を開始し、今回のポンプ場の落成となりました。
今回完成した第2ポンプ場は、鉄筋コンクリート造地上2階、地下2階で、排水ポンプは4台(電動2基、ガスタービン2基)あり、排水能力は毎秒約15立方メートルです。
また停電しても排水できるよう非常用自家発電も設け、効率的に排水できるよう、みどりが丘からこのポンプ場まで長さ約1.3Km(菅経2M~2.8M)の雨水幹線も整備されています。
この地域では平成13年6月に床上7棟、床下61棟の浸水被害があり、私の最初の選挙では、この地域の多くの市民から浸水対策の要望があり、私の市議会最初の質問では、この地域の浸水対策を訴えさせて頂きました。
あの浸水から12年、やっとこの地域の市民の皆さまが安心して暮らせる環境整備が出来上がったと嬉しく思っています。
上記写真は左から
【ポンプ場建屋全景】
【テープカットの様子】
【2種類ある排水ポンプ】
【非常用の自家発電機】