平成14年6月議会、今から13年前、私が市議になって初めての議会での、初めての一般質問、その時に、ブックスタート(Bookstart)の実施に関しての質問をしました。
そもそもブックスタートとは赤ちゃんと、その保護者に絵本や子育てに関する情報などが入ったブックスタート・パックを手渡し、絵本を介して心ふれあうひとときをもつ、きっかけをつくる活動であります。
23年前にイギリスのバーミンガムにおいて取り組みが始まり、日本では平成12年から東京都杉並区や北海道恵庭市などを皮切りに、現在、全国の市区町村自治体の事業として行われています。
私の13年前の一般質問では、本市でのブックスタートの早期実施を訴えたのでありますが、その後、このブックスタート事業の実施については、我が公明党会派の何人もの議員が市議会で訴えてきましたが、やっと本年4月から私どもの長年の議会での訴えが実り、本市でも実施される運びとなりました。
本市でのブックスタートでは、市役所、各支所への出生届け時に、赤ちゃんセットが配布されます。その中に絵本が一冊入っています。
渡される絵本は、松谷みよ子著の「いない いない ばあ」です。
そして本市では、母子保健推進員が生後4ヶ月の乳児のいるお宅を訪問する「こんにちは赤ちゃん訪問」の実施時に、お渡しした絵本の読み聞かせの重要性や活用方法も、お母さんに説明します。
そして更に、こんな絵本もありますということで、絵本の紹介パンフレットもお渡しするとのことです。
今後、更に親子のふれあいを深め、幼児が絵本に親しんでもらうためにも、1歳6か月児健診時に、子どもに絵本をプレゼントする活動である「ブックスタート・プラス事業」の推進や、現在1種の絵本もいくつかの種類から選別できるような体制を目指して参りたいと思います。