6日午前10時から、陸上自衛隊小野演習場に於いて、「陸上自衛隊松山駐屯地創立61周年記念行事」(財津耕一郎松山駐屯地司令)が催され、オープニングの記念式典・観閲行進、音楽演奏、防災訓練、そして模擬戦などの行事に議会を代表し出席させて頂きました。
過去の記念行事は、南梅本町の駐屯地のグランドでの開催でありましたが、今年は初めて小野演習場で行われました。
表題の「まもります ふるさとえひめ これからも」は、県内出身者が7割占める松山駐屯地のキャッチフレーズです。
なぜ、今回は駐屯地から遠く離れた小野演習場なのか・・・・
それは日本を取り巻く安全保障の変化が原因とのこと。
2013年12月に、「防衛計画の大綱(防衛大綱)」など中長期の安全保障の基本方針を閣議決定しました。
特に中国の海洋進出をにらみ、陸海空の自衛隊の一体運用と機動力強化を一段と鮮明にするとともに、その裏付けとして今後5年間の防衛費を増額し、特に離島の防衛を念頭に、新型輸送機や無人偵察機、水陸両用車などを調達し、それによって部隊の再編成計画が示されました。
その結果、松山駐屯地でも2年後めざし、新たな機構改編、更に部隊再編成が行われるそうで、そのための建設工事が進行しており、グランドが手狭になり今年は利用できなかったからだそうです。
式典では、自衛隊の音楽隊と地元松山大学とのコラボによる音楽演奏。
観閲式では、指揮車両、オートバイ偵察部隊、装甲車、各支援車両などが行進。
また防災面での活動を視野に於いての松山消防局車両と陸自ヘリとの共同防災訓練。
模擬戦では、74式戦車、自走高射砲、地対空ミサイル車両、155ミリ榴弾砲、装甲車など
が続々展開し、実戦さながらに演習が行われました。
いくら空砲とは云え、大砲や銃器からの風圧や音は迫力ありました。
しか改めて、模擬戦で良かったと、こういった戦争が起こらないことが何よりも一番重要と思いました。