2日、午後には昨年12月議会で、松山市菅沢町の産業廃棄物最終処分場問題、所謂レッグ問題対策工事について、廃棄物流出などを防止する対策工事の請負契約51億2,136万円(税込)を議会承認しました。
(契約企業は大林組・クボタ環境・西田興産特定建設工事共同企業体)
この「レッグ」問題とは、産廃処分会社「レッグ」が、汚泥や廃プラスチックなどの一般廃棄物のほかに、許可されていない廃油など、約25万立方メートルを埋め、デタラメな管理のため処分場の底を覆う遮水シートが破れ、廃棄物や染み込んだ雨水が汚染水となり地下水路に流れ込む事態になったにも関わらず、レッグが対策工事をせず、結局会社の責任者が逮捕されたが、汚水対策は置き去りになり、最終的に国、県、市で対策工事をすることになりました。
前段が長くなりましたが、その対策工事についての第1回技術検討部会が、菅沢町の現地で開催され出席しました。市議会からは、私を含め7市議が参加しました。
技術検討部会の名称のとおり、主な参加者は専門家の方たちで、そのためかなり専門的な内容でした。
土木工事などでは、普通に使われる鉛直遮水壁、ソイルセメント、アンカー土留め、透水係数、粒度、ケーシングなどの単語が飛び交い、基礎知識がないと分かりにくいだろうなと感じました。
机上説明の後は、実際の工事現場で目で見て、説明を聞くことで、内容がよく分かったと同僚議員は云われていました。
1年前の着工前と比べると見上げるような汚染水3,500トンの貯水槽、鉛直遮水壁を施工するための桟橋など、最終処分場の各所で工事は進んでおり、工程は順調とのことで河川流域住民の不安解消のためにも一日でも早い完成を願っています。