26日、中予市議会議長会の視察は、昨日の広島県福山市の視察に続き、2日目は、岡山県井原市(いばら市)での視察でありました。
JR福山駅から列車で途中、民鉄に乗り換えて、初めて井原市を訪問しました。
井原市は、面積約243Km2、人口約44,000人の町であり、市議会の議員数は20名、ここでは議会運営等に関する事項、また議会改革についてでした。
議会に関することと云うことで、上野安是議長、西田久志副議長も多忙のなか、同席して頂いて正副議長としての適切な説明や解説をして頂きました。
驚いたことに、井原市議会では、議会基本条例や政治倫理条例を平成23年から施行されていることでした。
帰宅してから調べたら全国に約800市ありますが、45番目に制定されていました。理由を議長に聞いたところ、基本条例制定の機運が全国的に盛り上がったときに、先輩議員達が創れば良いと云ってくれて、後押ししてくれたからとのこと。参考に現議長は2期目とのこと。
そのほか、正副議長の立候補制も平成23年からスタート、松山市議会で規定している「議会報告会」を「市民の声を聴く会」と規定、更に首長や職員が議長の許可の下、議員の質問に対して論点・争点を明確にするため質問する事が出来るとされる、所謂「反問権」について、議会の審議でよく出るとのこと。また議会への提案箱の設置を市内24カ所に設置など、意欲的に議会改革に取り組んでいることに感動でした。
先進的な他市の議会改革の現状について視察研修することは、とかく井の中の蛙に陥りやすい感覚をリフレッシュする意味で、きわめて大切なことと思います。
画像は、井原市議会の議長席で左から武智実伊予市議会議長、伊藤隆志東温市議会議長、そして私です。
2枚目は、中予市議会の3市の正副議長、中央の着席は井原市議会の上野議長、左から3番目は西田副議長。
3枚目は、井原市の玄関である井原鉄道井原駅の駅舎(駅舎のデザインは井原にゆかりのある那須与一の弓矢を模している。)