2月8日午前、私の62回目の誕生日に、はるばる福島市から松山市に行政視察で、随行を含め福島市議会・総務常任委員会(尾形武委員長)の9名の委員の皆様が市役所にお越しになりました。 松山市議会を代表し歓迎のご挨拶させていただきました。
今回の視察のテーマは、「投票しやすい環境づくりの取組み、選挙政治への関心を高める取組について」の視察で、松山市選挙管理委員会の担当が説明をしました。 松山市選管の全国的にも先進的な取り組みで、最近全国からの視察が多いと伺っています。
松山市選管が積極的に行ってきた主な施策としては、18歳高校生による選挙CMや校内放送、生徒に登場してもらう日めくりカレンダーなどの制作のほか、放課後に期日前投票所に行くキャンペーンなどの実施しています。
また大学生に対しても、松山市選管の大学生を対象とした選挙啓発スタッフ「選挙コンシェルジュ」の取り組みに、高校生や専門学校生も参加ています。更に平成25年から松山大学に期日前投票所を初めて開設し、652人が投票し、更に昨年の参議院選挙では、新たに愛媛大にも設置し両所で計1,342人が利用しました。
その結果、昨年の参院選挙での松山市の18~19歳の投票率は39.4%で、松山市全体の投票率よりは15%近く低い結果ですが、20歳代前半の30.1%、20歳代後半の35.2%に比べれば若干伸びました。
議員にとって選挙は大事な市民の声を直接聞く大事なイベントであります。選挙の投票率が下がったり、政治への関心が低くなることは悲しいことであります。
これは松山市だけの課題ではなく、全国の自治体の課題とであり、今後とも投票率のアップ、特に若い世代のアップを目指して様々な制度を導入し、工夫をして伸ばす努力が必要と感じます。