昨年5月大津市の県道交差点を、軽乗用車が直進中、対向車線を右折しようとした乗用車と衝突し、そのはずみで歩道で信号待ちをしていた保育園児らの列に軽乗用車が突っ込み、園児2人が死亡、14人に重軽傷を負わせた痛ましい事故があり、社会的にも大きく取り上げられました。
そもそも交差点は、道路と車と人が複雑に交わるために、交差点とその付近は、最も事故の起こりやすい場所であり、毎年人身事故の約6割、死亡事故の約4割から5割が発生しています。
私は、昨年6月市議会の一般質問で、交差点の歩道部への車両の進入を防ぐために、また注意喚起の目的で、更に進入速度を和らげるための金属製のポール、所謂ボラードを、事故多発交差点の歩道部に設置してはどうかと提案しました。
その結果、市は交通量が多く、南、東環状線、はまみずき通り、千舟町通りなど過去に事故があったなど8カ所の交差点に、新たにボラードを設置しました。
担当課の話では、交差点の歩道部の地下には、電話、電気、水道などの管路が敷設された場合が多く、試掘をして既存埋設管がある場合は、移設が必要になり、その結果、高額の設置費用がかかる場合もあったと聞きました。
上記写真は、JR松山駅前の交差点に設置されたボラードです。
材質はステンレス管で、高さ850mm、管径は230mm、車両が歩道に突っ込んでくるのを防ぎ、また速度を低減させることで、歩行者の安全を守ります。