13日午前、愛媛県青年海外協力隊を育てる会(井上善一会長)が、創立30周年記念事業として愛媛の伝統工芸品「砥部焼」で作成された地球儀を愛媛県庁に寄贈され、地球儀は愛媛県庁第1別館1Fロビーに設置されました。
この地球儀の制作者は、協力隊OBで初めて「現代の名工」に認定された県指定無形文化財保持者の白潟八州彦さん(昭和42年度3次隊/窯業/フィリピン)です。
白潟さんはこれまでにも砥部焼で「地球儀」を制作していますが、いずれも世界平和の願いが込めらいます。
代表作の一つ、「生命の碧い星」は、国連本部(ジュネーブ)の国連軍縮会議場に展示されており、他にも二本松の協力隊員の訓練所には、「生命の星」と名付けられた白い地球儀が展示されています。
地球儀は直径37.5~47.5センチ、高さ約110センチで、育てる会が創立30周年事業として、国際協力の理念や実績、世界平和を希求する思いを発信しようと同会のメンバーでもある白潟さんに制作を依頼した。
約3年かけて完成させたという白潟さんは「優しい感じに仕上げるため薄めの色で焼き上げた」と説明し、人類みんなが仲良くなればとの思いを込め、国境がない地図を描かれました。
愛媛県庁に立ち寄りの際は、ぜひ見て・触って「国境のない地球」の美しさを感じて頂けたらと思います。
上記写真は左から
【今回寄贈された地球儀】
【左から神野副知事・制作者の白潟氏・育てる会の井上会長】
【育てる会のメンバーと共に】