10月27日に、来年1月1日の合併を前に、松山市、北条市、中島町の合併協議会の主催で、合併シンポジウムが、松山市総合コミュニティセンターで開催され参加しました。
会場には、3市町の住民 約1000人が参加しました。会場の外では北条市、中島町の物産即売会も開催されており、また、シンポジウムのオープニングや後には、郷土色豊かな太鼓や、松山市内のジャズダンスチームによる演技などもあり、こういったシンポジウムにある堅苦しい雰囲気はありませんでした。
基調講演では、経済ジャーナリストの杉本好正氏から、『市町村合併は地方分権の受け皿のゴールではなく、地域をどのように変えていくのか、そのための挑戦していくという意識改革が皆様に求められる』と、問題提起がされました。
シンポジウムでは、特別ゲストの酒井ゆきえさん(フリーアナウンサー)から、『松山市民ではないが、市民の立場なら合併して、市民サービスはどうなるの?特に福祉、教育は?、また、市民の負担はどうなるの?。そして、新市の負債はどう返済していくの?。こういった身近な問題に対して、市民への情報発信が重要だと思う。』とありました。
コーディネーターの藤目節夫氏(愛媛大教授)は、最後に『例えば自分の人生を他人に任せることはしないように、自分たちが住む街づくりを他人に任せっきりにしてはいけない。自分たちも参加して、自己責任で創っていくことが大切である。』また、『合併で行政エリアが拡大し、住民がこれからどうなっていくのか不安な今こそ、街づくりのチャンスである。』と、まとめられました。
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