10月10日(日)、松山市中央卸売市場開場30周年記念行事に、松山市議会産業経済委員会の副委員長として出席しました。
長年、松山市を中心とした中予地域の生鮮食品の流通を担ってきた中央市場ですが、流通の拠点と云う性格は変わりませんが、取り巻く環境は大きく変わろうとしています。
取扱量は、年々減少傾向であり、本年6月には、『卸売市場法』が改正され、市場業者の業務が規制緩和され、卸は市場の外で商品販売が出来るようになり、仲卸は、生産者からの直接買い付けが可能となり、卸、仲卸、小売の業務の垣根が低くなりました。
今後、この三者も共存から競争になり、淘汰の時代になると予想されています。
また、産地が直接販売する『青空市場』や、商社や大型スーパー、外食産業に直接青果を供給する市場外流通の増加に対して、松山市としても市場間競争に勝ち残れる競争力強化が急がれています。
今回の『秋の味わい市場フェア』は、消費者にとって市場が近い存在になり、市場のことをもっと知って、また食材を扱うプロの仕事を見ることで、生鮮食品の消費拡大に繋がればと企画されました。あいにくの雨でしたが、予想以上の市民の方々が来場され、特売の生鮮食品を購入したり、試食会や模擬せりなど、親子連れにも楽しい催しでありました。
上記写真は、左から『秋の味わい市場フェア』の案内、大人気の青果特売、模擬せり、ヘルシープラネット(今川社長)も、栄養相談で出店されてました。