愛媛県青年海外協力隊を育てる会と(社)協力隊を育てる会が主催して、『子ども達の未来のために』のテーマで、松山大学構内で27日28日の2日間開催されました。開発途上国で活躍する青年海外協力隊員の経験を国際理解に役立ていこうと、今回のえひめ大会は企画されました。
27日は、元NHK解説委員で放送ジャーナリストの平野次郎氏の基調講演がありました。
講演は、『世界が日本に求めるもの』と題して、学生時代に経験した伊勢湾台風の復興支援のボランティア活動や、ヨーロッパ支局勤務時代の取材で知った、『国境なき医師団』の活動をとおして、国際理解や国際協力のあり方を話されました。『汗を流して働く大切さ、自分を無にして働く楽しさを知りその後の人生に大きな影響を受けた』と回想され、『人道には国境は無い、国が助けろと云った人たちだけではなく、必要とするすべての人を支援するべきではないか』と、訴えました。
全国から、ボランティア活動家、市民、教師、学生ら約450人の参加がありました。
その後、参加者は6つの分科会(①学校教育、②共生、③水資源、④地域、⑤食育、⑥コメ)に分かれ、それぞれのテーマで国際理解、協力について議論を重ねました。
私は、『⑥コメ』に参加しました。今年は、国際米年にあたりアジア地域で多く作られているコメについて、日本での優れたコメづくり技術や農業機械をとおして、日本のコメづくりを世界にどう生かしていけばいいのか、また日本の農業と世界との関わりについて議論を重ねました。
28日は、井関農機㈱の工場を訪ねて、最新農機具の説明を受けました。開発途上国の稲作に、優れた農機具を開発、普及させて、コメの生産アップや省力化を図ることで、現在の貧困や食糧難などが改善され、開発途上国に貢献していくことが出来ることを学びました。
上記写真・左より【開会の挨拶・愛媛県青年海外協力隊を育てる会の関会長と司会の宇都宮 民さん】
【基調講演・平野次郎氏】
【分科会・『⑥コメ』の様子】
【分科会・『⑥コメ』28日の井関農機の工場にて】
【分科会・『⑥コメ』28日の井関農機の工場にて伊藤隆弘委員(独身)】
【分科会・報告会での『⑤食育』の発表】