「宮前川を守る会(一色輝久会長)」では、地域を流れる宮前川に清流を取り戻そうと、地元の小学生に宮前川の水質浄化に関心を持ってもらおうと鯉の放流の実施など、多種の活動を長年行ってきました。
一昨年1月には、宮前川に下水道の汚水が未処理のまま放流されていることに対して、地域で署名活動を行い10,500人の市民の改善の願いを市長にとどけさせて頂きました。
その後も、我々公明党市議団は、再三にわたり議会の場で、また市への要望書において早急に改善策を実施するよう訴えて参りました。
この結果3月議会に於いて、我党の議員による合流式下水道の未処理水の越流対策に関しての質問に対して、中村市長より次のような改善策が発表されました。
「・・・平成14年に国が策定した「合流式下水道緊急改善対策指針」において、次の3点の目標をおおむね10年以内に達成することが義務づけられている。
①合流式下水道から排出される汚濁負荷量を分流式下水道以下とする。(本市の過去10年間の平均基準年は平成10年の154.5トン/年→140.4トン/年以下にする)
②未処理下水道水の一般河川への越流回数の半減(本市の基準年H10年で28回/年)。
③夾雑物(下水に混じり込んでいる不純物)の流失防止
この目標に対して、本市に於いては短期、中期対策を実施することで平成25年度までに達成する計画である。また、総事業費として約40億円を見込んでいる。今後とも、公用水域の水質改善を目指します。・・・」とありました。
市民の皆様の長年の願いが大きく前進することが出来ました。皆様のご支援に感謝し、今後とも未処理汚水の宮前川への越流ゼロを目指して頑張って参ります。
写真は左から
【中央処理場の吐き出し口の1つ】
【鯉の放流カ所に立つ児童自作の啓発看板】
【宮前川の中流域(北斎院・山王橋付近)】
具体的な対策として次のようなものが予定されています。
【短期対策】~平成17年度から実施する
・雨水の吐き出し口に濾過スクリーンを設置して夾雑物の除去を行う
・上流域の雨水吐き出し口から、雨水バイパス管を敷設して中央処理場に多くの汚水を集めて処理する。
【中期対策】~平成25年度までに完成させる。
・既存の施設を活用して、処理能力をアップするための新しい処理方式の導入
【長期対策】~継続して取り組んでいく
・一部の管路については合流管に改修していく
・雨水の地下浸透策の推進
早朝宅配のことを読ませていただきました。
ありがとうございました。是非とも多くの方に理解していただき諸問題の解決の糸口になればと願っております。
先日の料理教室の時の今川先生のお話の中に野菜でも魚でも何でもそのものの成り立ち、姿を知っていないと栄養にならないとのことでした。とても興味のあるお話でございました。
ゆとり教育には、回り道のようではありますが、自然とのふれあい、動植物と自分との関わりなど手を抜かないで知る事の機会作りも大人の責任ではないかとも思います。
どうぞ、今後ともいろいろとよろしくお願いいたします。
三和食品 今村洋三
投稿情報: 今村 洋三 | 2005/04/07 午後 09時49分