5月19日午後1時30分から、松山市出身で青年海外協力隊員として、2年間発展途上国での任務が終了した2名の帰国隊員の松山市役所への表敬訪問があり木村俊介助役との面談に、私も『愛媛県青年海外協力隊を育てる会』のメンバーとして同席させて頂きました。
帰国隊員の久津岡さんは(写真中央)、アフリカのマラウイで、唯一の国立大学で建築学科の学生にコンピューターを使った製図(CAD)の指導を行いました。
任地に赴くまでは、『アフリカのイメージは、大平原で木々も少なく熱いところと思っていたけれど、実際は山も多く、木々も豊で、気温も日本より少し熱い程度で、年間を通じて日本よりすごしやすかった。』と、また『国民も明るく、すごくフレンドリーであった』、そのエピソードとして『自転車がパンクして困っていたら、通りがかった人たちが大勢集まり、奪い合って自転車を直してくれた』とのこと、云い方を変えると『お節介すぎる』くらいフレンドリーであったとのこと。
木とかコンクリート主体の日本の建築物とは違い、向こうは日干しや焼き煉瓦の建物がほとんどで、『技術を教えるつもりが、逆に多くのことを学ばせてもらった。』と感想を述べられました。
もう一人の木守さん(写真左)は、南太平洋のサモアで、唯一の国立大学で日本語教師として日本語や文化についての授業を行いました。
『サモアの人は、小錦とか武蔵丸のように大柄の方が多くて、はじめは15歳くらいに見られたけれど、慣れれば陽気でフレンドリーな国民性ですぐにうち解けた。』また、『この地域は、公用語は英語と現地語であるサモア語で、まだまだ日本語に関しては関心が低い』とのこと。
現地での生活は、『1年を通して「夏」で日本のような季節感が無いし、また日本はいろいろな意味で「便利」であると改めて感じた。』、そして『帰国して慣れるまで少し時間がかかりそうかな』と、笑って答えられていました。
2人とも4月に帰国され、現在は充電期間中とのこと。今後、現地での様々な経験を日本の社会で生かせるように頑張って頂きたいですね。
コメント