松山市は6月補正予算で、『地域イントラネット基盤整備事業』として、約10億7000万円を計上し、市内の情報通信の格差是正に向けて旧中島町、興居島地域の通信基盤整備を17年度末までに実施することになりました。
市内地のように民間の通信事業者による整備が見込めない旧中島・興居島地区の有人八島に、市が総延長85キロメートルの光ファイバーを敷設、島間は無線を使って結ぶ計画です。来年4月から、市の支所、公民館、小中学校などを結び、市内の小中学校がインターネット上で交流が出来たり、防災情報のやりとりなどが可能になります。そして来年度以降、民間事業者によって、島嶼部の各家庭でも高速ネットの利用が可能になる予定です。
この島嶼部に於ける高速ネット網の整備については、平成16年6月18日の市議会産業経済委員会で『合併後の中島町の情報インフラ整備について、「IT基本法」では地域間格差があってはいけないと書いてあるが、今後の中島町の情報ネットワーク網の整備については、どのように進める考えか?(要旨)』との私の問いに対して、理事者からは、『電気通信各企業の、中島町での新たな設備投資は採算性を考えると困難であるため、市内のような民設民営ではなく、公設民営と云う考え方になる。今後調査検討する。(要旨)』とあり、今回の事業の推進に繋がりました。
※上の図は、高速ネット網のイメージ図です
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