松山市は、今年3月に国土交通省が実施している、バスを中心とするまちづくりを支援する『オムニバスタウン構想』の指定を受けました。この指定は、全国で12番目であり四国では初めてです。
「オムニ」とは、「すべての人」、「バス」とは、「乗合馬車」と云う意味があり、『オムニバスタウン』とは、バスがもつ様々な利点を生かし、安全で豊かで、暮らしやすい地域の実現を目指すまちづくりです。
今回の指定によって平成17年度から22年度の5年間、バスの利便性・安全性などの向上、交通施設等の整備・改善、交通安全に配慮したバス走行環境の改善、バスの社会的意義の認識高揚などの具体的な施策を、国の補助を受け実施されます。
今回、この計画の中に伊予鉄三津駅と梅本駅からの『コミュニティーバス』路線の新設が盛り込まれました。コミュニティーバスとは、路線バスと違い、地域のなかで駅とか、福祉施設、病院、ショッピングセンターなど公共性が高く利用者の多い地点を循環して走るバスで、既に松山市内にも路線が開設されており利用者から大変好評であります。
計画案では、先ず、伊予鉄三津駅については、平成19年度迄に、現在進められている伊予鉄三津駅前の広場と駅舎の整備を行い、20年度から、①三津駅→すみれ野団地 ②三津駅→三津浜港 ③三津駅→アイテム愛媛(松山済生会病院経由)の3路線の運行が予定されています。
また、伊予鉄梅本駅は、17年18年度に駅前広場の整備を行い、四国ガンセンターの完成後に合わせて、梅本駅→四国ガンセンター→グランフジ重信→ディックのコミュニティーバスの路線が開設される予定です。
この、コミュニティーバス路線の新設については、平成16年9月議会の一般質問で、本市の『オムニバスタウン構想』に三津駅と梅本駅からのコミュニティーバス路線の新設を盛り込むよう、理事者を質しました。
理事者からは、『オムニバスタウン構想に反映できるよう今後関係者と協議していく(要旨)』との答弁がなされ、今回のコミュニティーバス路線の新設を推進することが出来ました。
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