松山市では、水不足が危惧されていた先週、7月4日に「渇水対策本部」の設置を予定していましたが、昨日からの梅雨前線の活発な活動による豪雨によって、対策本部の設置は中止となりました。
しかし、ここ数年お天気は極端に変わります。今度は極端な小雨のあとは梅雨前線の活動による豪雨で市内の中小河川がパンクしそうです。
上記写真の左から3枚は、3日11時現在の松山市石風呂町の日本たばこ産業流通センター南側の浸水注意地域の状況です。朝の満潮時には、道路から60センチ以上浸水した跡が見えます。(1枚目)
この時間でも、40センチ以上浸水しているところがあり(2枚目)、夕方の満潮時に向けて降雨量に依っては予断を許さない状況になっています。
また、この地域の雨水を集める貯水池もこのように満杯に近い状況になっていました。(3枚目)
左から4枚目の写真は、松山市春美町の満水状態の水路です。ここも朝方の雨で、すぐ近くの住宅では床下浸水があり避難も考えたそうですが、この時間では写真のような状況でした。
上記の2地域とも、現在それぞれポンプ場の建設、雨水幹線の築造などの浸水対策工事が進められており、数年後にはこのような事態は防げるようになる予定であると説明はさせて頂きましたが、地域住民からは、一日でも早い施設の完成の要望がありました。
(追 記)
松山地方気象台の発表では、大雨洪水警報は15時10分に解除になりました。松山市では、一昨日の降り始めから234mmの降雨がありました。しかし、梅雨前線の活動には注意が必要とのこと。
また、松山市の水瓶である石手川ダムの貯水量は、一昨日57%でしたが、3日15時現在75%にまで回復しています。
コメント