7月12日松山市議会産業経済委員会(土居田学委員長、雲峰広行副委員長)の7議員、及び関係部長3名、事務局1名の総勢11名は、北海道深川市役所を訪問し、次の3点について説明を受けました。
①農業行政に於ける担い手の育成への取り組みについて
②観光行政に於ける参加、体験型観光への取り組みについて
③商工行政に於ける企業立地への取り組みについて
深川市は、人口26,125人、面積529.23km2で、農業人口については人口比で17.8%を占め1戸当たりの耕地面積は9.88haになります。
農作物については、主は全耕地の約74%を占める石狩川、雨竜川流域の肥沃な農地で、「きらら397」、「ほしのゆめ」などの良質で良食味の米生産、また山岳部では、じゃがいもなどの畑作、サクランボなどの果樹、酪農が営まれている純農村都市です。
特にこの地では、米生産が盛んで「ライスランドふかがわ」として、農業振興を図っています。
農業の担い手の育成は、全国の農村で懸案となっており、深川市での取り組みに於いては、新規の就農を考えている若者に対して、NPO法人新規就農サポートセンターが対応し、地元の農家での研修、また地元にある拓殖大学北海道短期大学の新規就農コースに入学しての研修が受けられます。
特に感じた点について、この短期大学との連携では、冬季は新しい農業の仕組み、農業簿記、経営診断、生産計画などを学び、夏期は、農家実習、地域集合研修などが行われるとのこと。2年間の学習によって、自分が目指す農業のスタイルを明確に出来、地域との協調を深められ、新規就農者へ厚いサポートが可能になるとのこと。他市と比べても地元大学との連携は大変ユニークであり有効であると感じました。
上記写真は左から
【説明を受ける雲峰市議(左から2番目)】
【戸外炉(トトロ)峠から深川市を望む】
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