今年の5月のはじめに、青年海外協力隊員の渡部 幸隊員から、「任地のグアテマラで、日本のことをいろいろ聞かれるが日本の文化と松山、愛媛を紹介するための資料、パンフレットの類は持参してなかったので送って頂けないか、できればスペイン語で書かれたものが希望」と、私も所属している「愛媛県青年海外協力隊を育てる会」に依頼がありました。
早速、育てる会の戒能潤之介運営委員長(愛媛県議)、県国際協力協会の協力隊OGの渡部さんは愛媛県関連の資料を、また四国、日本についてのパンフレットは、JICA四国のOGの八木さんのご協力で、そして私は松山市関連の資料を集めました。資料が集まった5月下旬に育てる会の若江進事務局長からグアテマラに資料、パンフレットを送りました。残念ながら現地公用語のスペイン語で書かれた資料は皆無でありました。やはり外国語は英語しかないですね。それも少数なので日本語のパンフも送りました。
送付先は、国内の郵便事情が悪いのでとりあえずグアテマラの首都であるグアテマラシティーのJICAの事務所に送られ、渡部隊員が首都に行く時に直接事務所に取りに行ったそうです。しかし、首都までは乗合バスで14~16時間、直行バスでも9時間かかるそうです。そして8月中旬に任地のペテンに持ち帰ったそうでした。その御礼のメールが届きましたのでご紹介します。(本メールの転載は渡部隊員のご了解済みです)
【まだまだ残暑が厳しい頃かとは思いますが、お体お変わりないですか?
今日はみなさまに送っていただいた資料を基に、日本について話をした時のグアテマラ人の反応をお伝えしようと思い、メールをさせていただきました。
日本の地名の中でも比較的「広島」は知っている外国人が多いので、普段、私は愛媛の位置説明をするときに、「日本の西のほうで、広島の近く」と言っています。
ある日、突然思い出したように何人もの友達が広島の話題を振ってきました。「また、急にどうしたんだろう?」と思いその訳を尋ねてみると、ニュースでたくさん原爆黙祷の様子が流れていたかららしいです。その日は8月6日。
残念ながらそのときにはまだ資料を手にしていなかったのですが、後日、資料を基に日本、愛媛、松山についてのいろいろな話をしました。四季、文化、テクノロジー・・・。その中でもみんなのお気に入りは「松山城」でした。やっぱりカラテ、サムライなどの影響は強いなぁと私も改めて実感しました。中には「これで日本に行く準備ができた」と言ってる友達もいました(笑)。
資料のおかげで、より詳しく日本を知ってもらうことができ、また和気藹々とした時間を過ごすことが出来ました。これもみなさまのおかげです。本当にありがとうございました。そろそろ台風日本到来のシーズンですね。松山、愛媛に大きな被害が出ないことを祈っています。】
渡部幸隊員は、今年春に派遣された隊員で、私の本ホームページのOtherBlog欄でリンクしています。タイトルは「今日のひとこま」です。活躍の様子がよく分かりますよ。
上記写真は左から
【グアテマラはどこにあるの?】
【渡部隊員の任地はどのあたり?】
【今回送らせて頂いたパンフなど】
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