10月19日に、松山市議会・公明党会派の4議員は、佐賀市の佐賀県警察本部を訪問し、「街頭緊急通報システム」(スーパー防犯灯)について行政視察を行いました。
佐賀県警では、平成13年度に国土交通省からのモデル事業として、市内の県営鍋島団地(33棟486戸)を「安全・安心モデル街区」に指定し、この団地内に5本のスーパー防犯灯を設置しました。
以前にこの団地で高校生が殺害されると云う悲惨な事件があり、団地の安心安全について住民の意識の高まりがあったとのことです。
初期費用は、5本の防犯灯と県警本部とのネットワークシステムなどで約1,730万円で、年間維持費が約210万円とのこと。初期費用は国費で、維持費用は県費とのことでした。
このスーパー防犯灯は、
①危険を感じたら、先ず防犯灯下部にあるスイッチをおす
②押すと同時に、防犯灯の上部にある赤色灯が回転、ブザーが鳴り出します
③同時に防犯灯の上部の回転カメラが、下の状況を警察本部の通信司令室のモニターに映し出します
④防犯灯のマイクを使って、通信司令室の担当者と通話ができ、モニターと音声で状況を判断する
⑤通信司令室から、付近にいるパトカーなどに緊急行動が指令される
この団地では、設置前は年間25件の犯罪が発生していましたが、設置後は5件と減少しており、大変好評であるとのことでした。
このようなスーパー防犯灯は、安心安全のまちずくりの意識の高まりのなか、全国的に設置されており、四国でも善通寺市に設置されています。
松山市でも、このようなスーパー防犯灯の設置を推進していきたいと思います。
そして親切丁寧な説明、現地案内をして頂いた、佐賀県警の担当者に感謝申し上げます。
【上記写真は、左からスーパー防犯灯の上部、次は、スーパー防犯灯からの通報を受ける通信司令室、スーパー防犯灯の全景】
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