先日、ある団体職員の高校の先輩から、松山市内の㈱帝松サービスと云う企業で、PETボトルのリサイクルしている、自分も見に行ったが大変参考になったとのアドバイスを頂き、早速、市役所の環境事業推進課にお願いして、先方に視察を申込みました。
同僚議員にこの件を話すと、市内だし時間あるから一緒に行きたいとの希望者が増え、最終的に公明党松山市議団から6名、公明党の他市の議員さん2名の計8名で8月2日に視察に伺いました。
この会社は、初めて伺った帝人㈱松山工場の一角にありました。
現場を観る前に、別室でレクチャーを受けました。
そもそも『PETボトル』の語源は容器の素材であるポリエチレンテレフタレート (Poly Ethylene Terephthalate)です。
ここでは四国四県でゴミとして排出されるPETボトル4600トンの内約3000トンをここで処理しているとのことで、ストックヤードには四国の各市の名前が書かれたペットボトルを圧縮した塊が処理を待っていました。
リサイクル工程では、先ずPETボトルは、ここでラベルを剥がし、洗浄され、細かく粉砕され、そして化学繊維として再利用されたり、再び熱を加えて様々な日常雑貨などに成形されて再利用されています。
驚いたことに、全国で消費されゴミとして排出されるPETボトル50万トンの内、約3割がリサイクルされ、4割が中国などに輸出され、2割5部がゴミとして産業廃棄物として棄てられると云うことでした。
このようなリサイクル工場は、全国に59社あるが、共通しての問題点は、材料の確保が難しいと云うこと。
市場原理で国内のPETボトルが海外に流れており、昔はお金をもらって処理していたが、今は工場がお金を出して購入しないと材料が集まらないと云うことでした。
工場を見学して、現場での問題点は、PETボトルのラベルの除去でした。リサイクル工場の主な工程はこのラベルをいかに効率よく分離させるかがメイン工程でした。 我々もPETボトルを分別ゴミで出す時には、ラベルを剥がして出すように心がけましょう。
ここの工場では、一般の市民の方々にもリサイクルを見学出来るようになっています。年間約2000人程度が来られております。但し見学希望者は事前に申込が必要です。
連絡先等はホームページをご覧下さい。
遠くは北海道からも中学生が来るとのこと是非見学に行って観て下さい。
参考になりました。
上記写真は左から
【事前に説明を受けました】
【積まれたPETボトル】
【ラベル取りは、最終的には人力除去になります】
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