先日、独自の技術をもって、世界に進出しているある企業の社長と面談させて頂きました。
その企業は、「株式会社ベネアス」で、代表者の渡部紀一社長は、私の高校の先輩になり、私が市議会議員になってからご縁があって、時々訪問させて頂いています。
この企業の業務内容は、食品工場、畜産施設、廃棄物処分場の浸出汚水、更に身近な家庭の一般排水、小規模下水道など、多様な廃水処理施設に関する、調査、設計、施工、維持管理です。
渡部社長より、排水処理と云っても、機械ではなく細菌とか微生物を使って汚濁物を分解するわけですが、この企業の特色はその細菌に「バチルス属細菌」を使うことだそうです。 この細菌は、地球上のどこにでもいる細菌で、肉片などのタンパク質、デンプンなどのぶどう糖、脂肪などに加えて悪臭の元であるアンモニア、硫化水素、アミノ酸などの分解能力が高く、更に廃水処理システムに必要な要素である細菌の増殖速度が早いことが特徴です。
しかし、廃水処理の過程で単に浄化槽にこの細菌を投げ込めば汚濁物を分解するのかと云うと、それほど単純ではなく、浄化槽の中でこの優れものの「バチルス属細菌」を、最高の状態で、最高の処理能力を発揮させるためのノウハウ全てが、この企業独自の技術力で、そしてこの細菌を使って、従来の活性汚泥法を大幅にレベルアップしたのが、この企業の目玉である「新活性汚泥法」だそうです。
この処理方法は、排水処理施設のコンパクト化が可能になり、その結果建築費、維持費などのコストも低く抑えられ、更に施設からの悪臭、汚泥発生量も大幅に改善されると導入企業からは好評と云うことです。
すでに県内の大手食品メーカーや東南アジアや中国などでの大規模畜産施設や食品工場などの実績があるとのことです。
一人でも多くのお客様にこの処理方法の素晴らしさを知って頂いて、地球環境のために貢献したいと渡部社長は熱く語っておられました。
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