1月28日会派の同僚議員3名と東京都千代田区立千代田図書館の「WEB図書館」を訪問しました。 この図書館は、昨年11月26日日本の公共図書館では初めてインターネットを活用した図書館としてスタートしました。
このサービスは、電子図書をインターネット上で貸出・返却を行なうもので、インターネットが使えるパソコンなら、24時間365日電子図書を借りることができ、パソコン上で読めます。
借りた図書は、普通の本をめくるように画面上で見ることができ、また、音声や動画再生もできます。もちろん、返却のために来館する必要もないので、来館が困難な障がい者の方や多忙なビジネスマンが気軽に図書を借り、即調査や学習に役立て、より図書館を身近に感じさせてくれます。
また、このWEB図書館で貸し出される本は、かさばらないので書庫スペースがいらなく、パソコンのサーバーがあれば良いわけで、今後全国にこういった図書館が増えれば、出版業界にも大きな変化が起こる可能性があり、従来の図書館の形態も変わる可能性を秘めていると思いま。
このWEB図書館の他の特徴としては、画面上で文字の大きさを自由に拡大・縮小できるため、ご自分の読みやすい文字の大きさで読書を楽しめます。
また大活字本のように、視力の弱い方も読みやすくなったり、音声や動画再生ができたり、文字やラインなどの書き込みができるため、より効率よく学習・研究することができます。
現在、ほとんどの公共図書館では、書き込みの必要がある問題集などは所蔵していませんが、デジタル図書の導入により、そのような図書も所蔵することができます。
また、音声や動画再生により、外国語のリスニングなども可能になります。
そして、このWEB図書館では、先ず図書の返却の遅延はありません。そして盗難も未返却もありません。
決定的な違いは運営コストで、このWEB図書館のシステムは、3,000種で各3ライセンス(冊)を購入した費用を合わせて500万円で構築したとのことであります。
ほかにもインターネットを利用した様々なコーナーもあり、こういった柔軟は発想が出来たのも、図書館長も含めすべての業務を一括して指定管理者制度(指定管理期間5年間)を導入し、積極的に民間的手法を導入した結果ではないかと思います。
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