平成17年1月の松山市と旧中島町との合併に際し、中島町立中央病院は3年後を目途に民営化することが合意されました。
その後、既存の病院の駐車場に新しく民間医療施設が完成し、そして駐車場などを整備するために既存の建物を撤去をしようと愛媛県を介して厚生労働省と協議をしたところ、厚生労働省から旧・中島町時代に建設されたこれらの施設について、国の施設台帳にまだ補助金の記載があると指摘を受け、解体工事に待ったがかかりました。
つまり合併前に国からの補助を受けて建設した建物を旧中島町、愛媛県が国の承認を受けずに施設を解体撤去していることが判明し、現存する建物、以前に解体撤去された建物の財産処分申請が必要であるということでした。
そこで松山市は、平成18年11月に、愛媛県を介して厚生労働省へ財産処分の承認申請を提出しましたが、その後1年を経過した時点でも、国の承認が下りていませんでした。
その間、新病院に患者さんが来院しても駐車場がなく、利用者は大変不便をしており、また解体工事の予算も宙に浮いた状態で、解体工事着工の目処は全く立っていませんでした。
そんな状況が続いていた平成19年10月下旬に、山本博司参議院議員、木村ほまれ県議会議員に同行し、中島地区に於ける過疎地医療、高齢者介護の現状の視察で病院を訪問した際に、解体工事が出来ない診療棟や医師住宅などについて、国に対して早期の解体工事着手の要望がありました。
早速、山本博司議員が動き、厚生労働省に現状を伝え、対策を訴えた結果、2月1日松山市に対して、正式に厚生労働省から財産処分の承認が下りました。
その結果、年度内の解体工事の発注が可能になり、市、病院の関係者、地域の住民のみなさまには大変喜んで頂きました。今年の夏くらいまでには、病院の駐車場整備も完了するとのことです。
上記写真は左から
【新病院内で、説明を受ける山本博司参議院議員、木村誉県議会議員と私です】
【左側が新病院の建物で右側が、旧病院などの解体撤去されるよていの建物】
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